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刃渡り:305mm(切っ先からマチ迄)
刃幅:36mm
厚みは4mmから先端に向かって2mmとなります。
銘:『祥太郎作』の印
シール:堺打刃物 伝統工芸品指定の証
(商品一点ずつナンバーが当てられており、誰が作った包丁かがすぐに分かるようになっています)
こちらの包丁は、堺の鍛冶職人池田美和さん(伝統工芸士)が鍛造・焼入れし、刃付け職人野村祥太郎さん(伝統工芸士)
伝統工芸士の池田美和さんはその「水本焼き包丁」づくりの名匠。インターネットでもその評判を拝見することができます。このような特殊な技工を持つ方は全国でも数少なく、水本焼き包丁の性能をしっかり出せる鍛冶屋さんはわずか数名、限られた方しか作れないようです。
■野村祥太郎(伝統工芸士)
就業年 1962年
伝統工芸士認定年 1988年
受賞歴 2009年 瑞宝単光章
野村さんは昭和の名人である伊野氏に師事し、上物とは何たるかを叩き込まれました。並師(家庭用の包丁を作る職人)が質はほどほどで数をこなすのに対し、伊野氏は『一本でもよいので良い品を作りなさい』と言ったそうです。

野村さんは独立後もその教えを守り、どんな注文に対しても高いレベルの仕事(刃付け)をしてきました。
他の職人が3工程するところを4、5工程行い、初見の美しさだけではなく、使うほどにその良さを実感する“研ぎ”を実践されています。

職人歴50年以上の上物を作る刃付け職人は堺では数少なく、その技術を学びに来る若い職人は後を絶ちません。